走る者は歩く者を軽んじる
乗せられる者は走る者に礼を言う
歩く者は走る者に軽んじられ
歩く者の目に乗せられる者は映らない
俯瞰のつもりで誰かの気持ちを思いやったかと思えば 俯瞰のつもりで誰かの尊厳を無視する
総じて俯瞰の持ち主など そうそうお目にかかれるものではないと知る
大海への野心を抱かない井の中の蛙こそ、優しく自立した存在といえる。
陽光への感嘆注目、朝夕のみにして昼に忘る。 現れる時と去る時にばかり、感嘆したり注目したりする。